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サーバーのバックアップ・リストア運用の基本 — 自動バックアップ機能の比較

自動バックアップがあるサーバーでも、遡れる期間や対象データ、復元の方法は事業者によって異なります。この記事では、バックアップ運用の基本と、自動バックアップ機能の違い、復元するときの確認点を、公式情報をもとに整理します。

📋 目次をひらく / とじる 全5項目
  1. バックアップ運用の基本 — 何を、いつ、どこまで遡れるか
  2. 自動バックアップ機能の比較
  3. 復元するときの確認点
  4. 関連する記事
  5. よくある質問(FAQ)

バックアップ運用の基本 — 何を、いつ、どこまで遡れるか

WordPress公式のドキュメントでは、WordPressサイトのバックアップは、データベースとファイルの2つで構成され、一般的なサイトを完全に復元するには両方が必要とされています。ファイルをバックアップしても、データベースはバックアップされません。データベースのバックアップは、定期的に、またアップグレードの前に取ることが、強く推奨されています。

整合性を保つために、データベースとファイルを、ほぼ同じ時刻に取った1組として扱い、データベース、ファイルの順に取る進め方も紹介されています。

自動バックアップを使う場合は、次の2点を確認します。

  • 遡れる期間:XServerとConoHa WINGの自動バックアップは、過去14日分です(XServerは一部の旧サーバーでは7日間。保持日数はサーバーパネルで確認できます)。それより前の状態には、自動バックアップからは戻せません。長く残したいデータは、取得して手元に保存します。
  • 対象のデータ:Web・メール・データベースのうち、どれが対象かを確認します。WordPressを復元するには、Webのファイルとデータベースがどちらも必要です。

自動バックアップ機能の比較

XServer・ConoHa WING・ロリポップの公式ページで確認できた内容は、次のとおりです(2026年10月時点)。

項目XServerConoHa WINGロリポップ
対象プラン全プラン全プラン自動バックアップはハイスピード・エンタープライズ。7世代バックアップは全プラン
頻度・保存毎日、過去14日分(一部の旧サーバーは7日間)1日1回、過去14日分7世代バックアップは、間隔を利用者が設定し、7世代を保持
対象データWeb・メール・MySQLWeb・メール・データベース7世代バックアップはWebサーバーとデータベース
復元の方法サーバーパネルから復元コントロールパネルから復元(リストア)7世代バックアップはユーザー専用ページから自分で復旧。自動バックアップは復元データの提供
費用全プランで標準搭載全プランで標準搭載自動バックアップは標準搭載で、復元データの提供も無料。7世代バックアップは月額440円

ロリポップの7世代バックアップについて、公式のマニュアルでは、サービス側で定期的に実施しているバックアップとは別に、Webサーバーとデータベースサーバーの自動バックアップを追加できると説明されています。データが必要なときは、ユーザー自身で復旧でき、手数料は不要です。

復元するときの確認点

  • 空き容量:XServerのマニュアルでは、バックアップデータのサイズ分の空き容量がないと、完全な復元に失敗する場合があるとされています。復元の前に、ディスクの空き領域を確認します。
  • 所要時間:データサイズやファイル数、サーバーの負荷状況によって、復元に時間がかかる場合があります(XServerのマニュアル)。
  • 復元できる期間:XServerの復元は過去14日分まで、ConoHa WINGも過去14日分です。不具合に気づくのが遅れると、復元できる日付がなくなります。
  • データベースの復元後の作業:ConoHa WINGのサポートには、データベースの自動バックアップをリストアした後に、復元したデータベースを使うための手順が別に用意されています。
  • メールの復旧:ロリポップのサポートでは、メールの復旧対象のメールボックスに既存のメールがある場合、既存のメールが消えることはないとされています。バックアップに同じメールが含まれている場合は、同じメールが2通存在する状態になる可能性があります。

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プラン別のバックアップの対象は共用サーバーの選び方ガイド、WordPress向けの確認点はWordPress向けサーバーの比較で整理しています。サーバーを移転する前のバックアップは、サーバー移転の完全手順の手順1で扱っています。

よくある質問(FAQ)

Q 自動バックアップがあれば、自分でバックアップを取らなくてもよいですか?
A 自動バックアップには、遡れる期間があります。XServerとConoHa WINGの自動バックアップは過去14日分(XServerは、一部の旧サーバーでは7日間)で、それより前の状態には、自動バックアップからは戻せません。長く残したいデータは、手元に保存する必要があります。XServerのマニュアルには、自動バックアップからのデータ取得の手順が用意されています。
Q WordPressのバックアップは、ファイルとデータベースのどちらを取ればよいですか?
A 両方が必要です。WordPress公式のドキュメントでは、バックアップは「データベース」と「ファイル」の2つで構成され、一般的なWordPressサイトを完全に復元するには両方が必要とされています。ファイルのバックアップには、データベースは含まれません。
Q ロリポップのバックアップは、無料ですか?
A ロリポップの自動バックアップは、ハイスピードとエンタープライズに標準で搭載され、復元データの提供も無料と料金ページに記載されています。そのほかのプランでは、有料のオプションである7世代バックアップ(月額440円)を追加できます。7世代バックアップは、データが必要なときにユーザー自身で復旧でき、手数料は不要と案内されています(2026年10月時点)。
Q バックアップから復元するとき、サーバーの空き容量は関係しますか?
A XServerのマニュアルでは、復元を実行する前に、十分なディスクの空き領域があることを確認するよう案内されています。バックアップデータのサイズ分の空き容量がないと、完全なバックアップデータの復元に失敗する場合があります。データサイズやファイル数、サーバーの負荷状況によっては、復元に時間がかかる場合もあります。
Q 自動バックアップからの復元は、自分で行えますか?
A 事業者や機能によって異なります。XServerは、サーバーパネルから、Web・メールデータとMySQLデータベースを復元できます。ConoHa WINGは、コントロールパネルから復元(リストア)できます。ロリポップは、7世代バックアップをユーザー専用ページから自分で復元できる一方、自動バックアップは復元データの提供という形が料金ページに記載されています。

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