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サーバースペックの読み解き方 — vCPU・メモリ・ストレージ(NVMe/SSD)

サーバーのスペック表には、vCPU・メモリ・ストレージの数値が並びますが、表記の意味は種別や事業者によって異なります。この記事では、各項目の読み方と、非公開・目安値・保証といった表記の違いを、公式の表記例をもとに整理します。

📋 目次をひらく / とじる 全5項目
  1. vCPUの読み方 — 「コア」が何を指すかは事業者の案内で確認する
  2. メモリの読み方 — 非公開・目安値・保証の違い
  3. ストレージの読み方 — 容量・種別・内訳
  4. 関連する記事
  5. よくある質問(FAQ)

vCPUの読み方 — 「コア」が何を指すかは事業者の案内で確認する

vCPUは、仮想サーバーに割り当てられるCPUの単位です。AWSのドキュメントでは、多くのEC2インスタンスがSMT(同時マルチスレッディング)に対応しており、1つのCPUコアで複数のスレッドが同時に動き、各スレッドが仮想CPU(vCPU)として表示されると説明されています。「4 vCPU」が、物理CPUのコア4つ分とは限りません。

表記は事業者ごとに異なります。さくらのVPSは「CPU 仮想◯Core」、XServerは「CPU 仮想◯コア」、ConoHa WINGは「vCPU」と表記しています。同じ「コア」という語でも、何に対応するかは、各事業者の案内で確認します。

メモリの読み方 — 非公開・目安値・保証の違い

VPSやクラウドでは、プランやインスタンスごとに、vCPU・メモリ・ストレージの組み合わせが示されます。さくらのVPSの例では、CPU 仮想4Core・メモリ4GB・SSD 200GBのように、1つのプランの数値が並びます。AWSのドキュメントでも、EC2のインスタンスタイプごとに、メモリとvCPU数の組み合わせが決まっていると説明されています。

共用サーバーは、CPUとメモリの表記が事業者ごとに分かれます。

表記意味公式の表記例
非公開CPU・メモリの数値が示されていないロリポップ:公式メディアの記事に、ハイスピードプランのCPU・メモリの詳細な数値は公開されていないと記載
目安値・上限値混雑の状況によって、利用できる量が変わるConoHa WING:ベーシック・スタンダード・プレミアムのメモリとvCPUは目安値で、共用サーバーの混雑度が低い場合に最大値まで利用できる
保証サーバーアカウントごとに、CPU・メモリの量が保証されるXServer:2021年10月の公式お知らせで、各サーバーアカウントのCPU・メモリリソース量を保証する機能を導入。保証量はプランごとに公開
プランごとに明示プランごとに数値が示されるさくらのVPS、Amazon EC2

XServerのお知らせは発表時点の情報で、その後に予告なく変更される場合があると注記されています。現在の保証量は、XServerの公式ページで確認します。

当サイトの比較データでは、2026年10月時点で、共用サーバー27サービスのうちCPUまたはメモリの数値を掲載しているのは9サービスです。VPSとクラウドは、全サービスで掲載しています。公式ページに数値がないサービスは、推測で補わず、数値を載せていません。サービスごとの掲載状況は、共用サーバー比較で確認できます。

ストレージの読み方 — 容量・種別・内訳

容量の内訳

ストレージの容量は、何の合計かを確認します。ロリポップの料金ページでは、容量はファイル容量・メール容量・データベース容量の合算値とされ、ファイル容量には別の上限があります。VPSには、さくらのVPSの「SSD 200GB(400GBに変更可能)」のように、容量を変更できるプランがあります。

SSDとNVMeの違い

NVMeは、SSDなどの不揮発性メモリに、PCI Express経由で接続するためのインターフェースの規格です。NVM Expressの公式ページでは、SATAなどの従来のインターフェースより低遅延でSSDに適した接続方法とされています。「SSD」はストレージの種類を指し、「NVMe」はその接続方式を指します。

表記読み方
SSDストレージがSSDであることを示す。接続方式は、この表記だけでは分からない
NVMe SSDSSDをNVMeで接続している
記載なし公式ページに種別の記載がない。推測では判断しない

公式の表記例は、次のとおりです。XServerはディスク容量を「NVMe」と表記し、ロリポップとConoHa WINGは「SSD」と表記しています。さくらのVPSは、プランの表記に「SSD」を使っています。当サイトの比較データでは、2026年10月時点で、共用サーバー27サービスのうち6サービスは、公式ページにストレージ種別の記載がないため「-」と表示しています。

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よくある質問(FAQ)

Q vCPU 4コアは、物理CPUのコア4つ分ですか?
A 必ずしもそうではありません。AWSのドキュメントでは、SMT(同時マルチスレッディング)に対応した多くのEC2インスタンスで、1つのCPUコアで複数のスレッドが同時に動き、各スレッドが1つのvCPUとして表示されると説明されています。vCPUが何に対応するかは、事業者の案内で確認します。
Q 共用サーバーでCPUやメモリが公開されていないとき、どう判断すればよいですか?
A ロリポップの公式メディアの記事には、同社のハイスピードプランのCPU・メモリの詳細な数値は公開されていないと記載されています。数値を公開していない場合は、公式ページで数値や保証の有無が明記されているサービスかを確認し、不明な点は事業者の問い合わせ窓口で確認します。数値を推測して比較することは避けます。
Q SSDとNVMeは、別の種類のストレージですか?
A 別の種類ではなく、NVMeはSSDに接続するためのインターフェースの規格です。NVM Expressの公式ページでは、NVMeは、PCI Express経由でSSDなどの不揮発性メモリとやり取りする仕様で、SATAなどの従来のインターフェースより低遅延でSSDに適した接続方法とされています。「SSD」とだけ書かれている場合の接続方式は、その表記だけでは分かりません。
Q メモリ8GBのサーバーなら、PHPのmemory_limitも8GBになりますか?
A なりません。memory_limitは、PHPの1つのスクリプトが確保できるメモリの上限を決める設定で、サーバーのメモリ総量とは別の値です(PHPマニュアル)。値は契約するサーバーの設定で確認します。
Q ストレージの容量には、メールやデータベースも含まれますか?
A 事業者によって内訳が異なります。ロリポップの料金ページでは、容量はファイル容量・メール容量・データベース容量の合算値とされ、ファイル容量には別の上限があります(エコノミーは120GBのうち、ファイル容量は90GBまで)。内訳は、契約前に公式ページで確認します。

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