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4つの種別の違い — リソースの使い方と運用管理の担当
サーバーの種別は、1台のサーバーの資源をどのように分けて使うかと、OSなどの運用管理を誰が担うかによって分けられます。
| 種別 | リソースの使い方 | 運用管理の担当 |
|---|---|---|
| 共用サーバー | 1台のサーバーを複数の利用者で共有する | 事業者がサーバーを管理し、利用者はコントロールパネルで設定する |
| VPS | 1台の物理サーバーを仮想化して分け、利用者ごとに環境を割り当てる | 利用者(root権限を持ち、OSの設定やセキュリティ対策も利用者の作業) |
| クラウド | 仮想サーバーなどを組み合わせて構成する(Amazon EC2はIaaS) | 利用者(EC2ではゲストOS以降の設定・管理が利用者の責任) |
| 専用サーバー | 物理サーバーを1台占有するタイプのほか、仮想化で割り当てるタイプもある | 利用者がroot権限で管理するタイプと、事業者が管理・保守するマネージド型がある |
※本記事のサービス内容は、2026年10月1日時点の各社公式ページの表記にもとづきます。最新の内容は各公式ページでご確認ください。
VPS — root権限でOS以降を自分で設定する方式
VPS(仮想専用サーバー)は、仮想化技術によって1台の物理サーバーを分け、利用者ごとに仮想的な専用環境を割り当てる方式です。さくらのVPSの公式FAQでは、共用レンタルサーバーと同じく1台のサーバーを複数の利用者で共用しながら、仮想化技術により、専用サーバーと同等にOSやアプリケーションをインストールできると案内されています。
契約条件の例(さくらのVPS)
- 初期費用は無料で、最低利用期間は3ヶ月
- 支払いは月額払いまたは12ヶ月一括払い。12ヶ月一括払いでは、およそ月額料金1ヶ月分がお得になる
- クレジットカード払いを選ぶと、全プランで2週間の無料お試しを利用できる
- コントロールパネルから、上位プランへスケールアップできる
- 品質保証(SLA)の対応はプランによって異なり、メモリ4GB以上のプランは対応、512MB・1GB・2GBのプランは非対応
VPSのプランを比較
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クラウド — 利用した分だけ課金される仮想サーバー(IaaS)
クラウドの代表例であるAmazon EC2は、AWSの責任共有モデルでIaaS(Infrastructure as a Service)に分類されており、必要なセキュリティ設定と管理タスクを利用者がすべて実行する必要があるとされています。責任の分担は次のとおりです(AWSの場合)。
| 担当 | 範囲 |
|---|---|
| AWS | ホストOS、仮想化レイヤー、サービスを運用する施設の物理的なセキュリティ |
| 利用者 | ゲストOS(更新とセキュリティパッチを含む)、関連するアプリケーションソフトウェア、セキュリティグループのファイアウォール設定 |
料金は、EC2のオンデマンドインスタンスの場合、時間単位または秒単位の従量課金で、先払いや長期契約は不要です。請求は1秒単位で、最小時間は60秒です。月額が固定の共用サーバーやVPSと異なり、起動している時間や構成によって請求額が変わります。使用量を一定期間コミットして割引を受ける購入オプション(Savings Plans)もあります。
クラウドのサービスを比較
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専用サーバー — 物理サーバーを占有する方式と、管理を任せるマネージド型
さくらインターネットの解説では、専用サーバーは物理サーバーを丸ごと1台専有でき、root権限でOSやアプリケーションを選べるため、他の利用者の影響を受けないとされています。一方で、専用サーバーとして提供されるサービスには、仕組みや運用管理の担当が異なるタイプがあります。
- さくらの専用サーバ PHY:物理専有型のベアメタルクラウドサービス。初期費用(一括払いまたは分割払い)がかかり、最低利用期間は支払いパターンによって異なる(毎月払いで初期費用一括の場合と12ヶ月一括払いは3ヶ月、毎月払いで初期費用を分割する場合は12ヶ月)
- XServerビジネスのマネージド専用サーバー(物理タイプ):1ユーザーが1台のサーバーを物理的に占有する。サーバーの管理・保守は事業者が行い、root権限は付かない
- XServerビジネスのマネージド専用サーバー(仮想タイプ):仮想化技術によってユーザーごとに割り当てる。サーバーの管理・保守は事業者が行う
専用サーバーのプランを比較
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用途・技術力・予算から選ぶ
運用管理を誰が担うか、料金をどのような形で支払うか、あとから構成を変えられるかの3点で整理すると、種別を絞り込みやすくなります。
| 重視すること | 検討する種別 |
|---|---|
| 管理を任せたい | 共用サーバー。リソースを占有したい法人は、事業者が管理するマネージド型の専用サーバーも検討できる |
| OSを自分で設定したい | VPS。root権限で自由に構成できる反面、運用管理は利用者の作業 |
| 従量課金にしたい | クラウド。Amazon EC2のオンデマンドは時間単位・秒単位で課金される |
| 他の利用者の影響を避けたい | 専用サーバー。物理タイプは1台を占有する方式 |
移行の目安
共用サーバーの制限(メール送信件数・スクリプトの処理時間など)に収まらなくなったときや、OSやミドルウェアを自分で設定したいときは、VPSやクラウドへの移行を検討します。VPSやクラウドへ移ると、サーバー・OSの運用管理が利用者の作業になります。
掲載サービスの詳細を確認する
この記事で例に挙げたサービスの詳細ページです。料金や仕様は、各詳細ページと公式サイトで確認できます。全種別の料金は全プラン価格比較でまとめて確認できます。
よくある質問(FAQ)
Q VPSと専用サーバーの違いは何ですか?
Q サーバーの知識がなくても、VPSやクラウドを使えますか?
Q 共用サーバーからVPSやクラウドに移るのは、どんなときですか?
Q クラウドとVPSでは、料金の仕組みが違いますか?
サーバーの料金を種別をまたいで比較
共用・VPS・クラウド・専用サーバーの料金を一覧で確認できます