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サイト公開前のチェックリスト — セキュリティ・特定商取引法・プライバシーポリシー

ホームページやECサイトを公開する前に、法令上の義務・セキュリティ設定・プライバシー対応を確認しておく必要があります。特定商取引法に基づく表示・プライバシーポリシー・SSL設定・フォームのセキュリティなど、公開前に押さえておくべき項目をチェックリスト形式で整理します。

📋 目次をひらく / とじる 全5項目
  1. セキュリティ設定のチェックリスト
  2. 特定商取引法に基づく表示のチェックリスト
  3. プライバシーポリシーのチェックリスト
  4. その他の公開前確認事項
  5. よくある質問(FAQ)

セキュリティ設定のチェックリスト

SSL(HTTPS)の確認

チェック項目内容
httpsで表示されるかURLバーに鍵アイコンが表示されているか確認
httpからhttpsへのリダイレクトhttp:// でアクセスした際に自動でhttpsへ転送されるか
証明書の有効期限証明書の有効期限を確認し、自動更新が設定されているか
混在コンテンツ(Mixed Content)ページ内にhttp://の画像やスクリプトが混在していないか

主要ノーコードツール(Wix・Studio・Squarespace・Webflow)は独自ドメイン接続後にSSL証明書を自動発行・自動更新します。WordPressではLet’s EncryptをサーバーパネルまたはプラグインでSSLを設定します。

フォームのセキュリティ

チェック項目内容
スパム対策reCAPTCHAまたは類似の対策が設定されているか
問い合わせ内容の暗号化フォームの送信がHTTPS経由か
不要なファイルアップロード意図しないファイルタイプのアップロードが可能になっていないか

WordPressを使用している場合の追加確認

チェック項目内容
管理画面URLの変更デフォルトの /wp-admin/ を変更しているか
ログイン試行回数の制限不正ログイン対策プラグインが設定されているか
WordPress・プラグインの最新化古いバージョンに既知の脆弱性が残っていないか
不要プラグインの削除使用していないプラグイン・テーマが有効化または放置されていないか
バックアップの設定定期バックアップが設定されているか

特定商取引法に基づく表示のチェックリスト

インターネットを通じて商品・サービスを販売する事業者は、特定商取引法に基づき所定の情報を表示する義務があります。

通信販売(ECサイト)の主な表示義務項目

表示項目記載内容
事業者の名称法人は登記簿上の名称、個人は戸籍上の氏名または登記した商号(通称・屋号・サイト名だけでは不可)
代表者または責任者の氏名法人の場合は代表取締役等
所在地現に活動している住所(法人の場合は、通常登記簿上の住所)
電話番号確実に連絡が取れる番号
メールアドレス電子メールで広告を送る場合は表示が必要。それ以外でも、問い合わせ先として掲載するのが一般的
販売価格税込価格の明示
送料別途送料がかかる場合はその金額
代金の支払時期・方法決済タイミングと対応手段
商品の引き渡し時期発送・提供までの目安
返品・キャンセルの条件返品可否・期限・条件

消費者の請求に応じて、表示事項を記した書面や電子メールを「遅滞なく」提供する旨を広告に表示し、実際に請求があったときに遅滞なく提供できる措置を講じている場合は、住所と電話番号の表示を省略できるとされています(消費者庁「通信販売広告Q&A」)。省略するかどうかは、事業形態に合わせて専門家に確認することを推奨します。

掲載場所の確認

  • フッターまたはサイト内の目立つ場所に「特定商取引法に基づく表示」ページへのリンクを設置する
  • 購入フロー(カートページ・確認画面)から参照できる位置に配置する

プライバシーポリシーのチェックリスト

プライバシーポリシーに記載する主な項目

記載項目内容
収集する個人情報の種類氏名・メールアドレス・IPアドレス等
収集目的問い合わせ対応・メール配信・アクセス解析等
第三者への提供外部サービス(Google Analytics等)への情報提供の有無
保存期間データの保存・廃棄のポリシー
開示請求・削除の手続き利用者からの問い合わせ先と対応手順
クッキー(Cookie)の使用アクセス解析・広告等でのCookie利用の説明

アクセス解析ツール使用時の確認

Google Analytics等のアクセス解析ツールを使用する場合:

  • プライバシーポリシーにアクセス解析ツールの使用と目的を明記する
  • Google Analyticsの利用規約に従い、プライバシーポリシーとの連携について言及する
  • EUユーザーがアクセスする場合、GDPR(一般データ保護規則)への対応を検討する

広告・アフィリエイト使用時の確認

  • 広告を掲載している場合はその旨をプライバシーポリシーに明記する
  • アフィリエイト広告を使用している場合は、ASPの規約に従った記載を確認する

その他の公開前確認事項

著作権・画像ライセンスの確認

チェック項目内容
使用画像のライセンスフリー素材の利用規約に商用利用可の記載があるか
フォントのライセンス使用フォントに商用利用可・Web利用可のライセンスがあるか
コンテンツの引用他サイトのテキスト・画像を無断転載していないか

リンク・動作確認

チェック項目内容
内部リンクの確認サイト内すべてのリンクが正しいURLに向いているか
外部リンクの確認外部リンクが正しいURLか、意図した通りの挙動(新規タブ等)か
フォームの送信テスト問い合わせフォーム・購入フォームが正常に動作するか
モバイルでの表示確認スマートフォン・タブレットで正常に表示されるか
主要ブラウザでの確認Chrome・Safari・Edgeで表示を確認する

404ページの設定

存在しないURLにアクセスされた際の404ページを設定します。デフォルトのエラーページより、サイトのデザインに合わせたカスタム404ページを設定しておくとユーザー体験が向上します。

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よくある質問(FAQ)

Q 特定商取引法に基づく表示は必ずどのサイトでも必要ですか?
A 特定商取引法に基づく表示(特商法表示)が義務となるのは、インターネットを通じて商品・サービスの販売や役務の提供を業として行う事業者です。無料の情報発信のみのブログや企業の情報ページには義務はありませんが、問い合わせを受け付けてサービス提供をする場合や有料コンテンツを販売する場合は対象になる可能性があります。自社の事業形態に即して専門家に確認することを推奨します。
Q プライバシーポリシーは個人情報を収集しないサイトでも必要ですか?
A 問い合わせフォームやアクセス解析ツール(Google Analytics等)を使用している場合、訪問者の情報を収集・処理していることになります。この場合、個人情報保護法への対応としてプライバシーポリシーの設置が推奨されます。また、EU圏のユーザーがアクセスする場合はGDPR対応も検討が必要です。法的な要否の判断は専門家に確認してください。
Q SSLが設定されていないとどうなりますか?
A SSLが設定されていない(httpのみの)サイトは、ChromeなどのブラウザでURLバーに「保護されていない通信」と表示されます。また、Googleはhttpsをランキング要因の一つとしており、SSL未設定のサイトはSEOでも不利になります。フォームや決済を扱うサイトでは、通信内容が暗号化されないためセキュリティリスクも高くなります。
Q ECサイトでPCI DSSへの対応は必要ですか?
A クレジットカード情報を自社サーバーに保存・処理・通過させる場合にはPCI DSSへの対応が求められます。Shopify Payments・BASE・STORESなどの決済代行サービスを利用する場合、カード情報は決済代行会社側で処理されるため、加盟店側での直接的なPCI DSS対応の負担は大幅に軽減されます。ただし、決済フローの設計によっては対応が必要になるため、利用する決済サービスの規約・ガイドラインを確認してください。

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