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ホームページ・ECサイト乗り換え時の注意点 — データ移行と301リダイレクト

ホームページやECサイトのプラットフォームを乗り換える際、URLの変更を伴う場合は301リダイレクトの設定が必要です。設定を怠ると検索エンジンが蓄積した評価が引き継がれず、検索順位が下がる原因になります。コンテンツの移行手順とリダイレクト設定の進め方を解説します。

📋 目次をひらく / とじる 全5項目
  1. 乗り換えに伴うSEOリスクの全体像
  2. コンテンツ移行の手順
  3. 301リダイレクトの設定方法
  4. 移行後の確認作業
  5. よくある質問(FAQ)

乗り換えに伴うSEOリスクの全体像

プラットフォームの乗り換えでSEOに影響が出る主な要因は2つです。

1. URLの変更 ドメインが変わる場合、またはドメインが同じでもURLパス(/aboutや/products/item-01など)が変わる場合、旧URLへのアクセスが404エラーになります。旧URLへの被リンクやGoogleの評価が引き継がれず、順位が一時的に下がります。

2. コンテンツの一時的な消失 移行期間中に旧サイトを閉じてから新サイトを公開するまでの間、サイトにアクセスできない空白期間が生じると、クローラーがサイトを認識できなくなります。

リスク対策
URLが変わる旧URLから新URLへの301リダイレクト設定
旧ページが消える新サイトの公開後に旧サイトを閉じる順序を守る
重要ページが欠落する移行前に旧サイトのURL一覧を取得しておく

コンテンツ移行の手順

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旧サイトの全URLを記録する

Google Search Console の「URL検査」またはサイトマップから、インデックスされているURLの一覧を取得します。サイトが小規模な場合はブラウザで各ページのURLを手動で記録しても構いません。重要度(被リンク数・検索流入数)が高いページを特定しておきます。

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コンテンツを新プラットフォームへ移行する

テキスト・画像・メタタグ(titleタグ・meta description)をページごとに新しいプラットフォームへ移植します。多くのノーコードツールはエクスポート機能が限定的なため、手動でのコピーが必要になることがほとんどです。

移行時に確認する項目:

  • 各ページのtitleタグとmeta descriptionが旧サイトと同様に設定されているか
  • 画像のaltテキストが設定されているか
  • 内部リンクが新URLで正しく機能するか
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新サイトを公開する(旧サイトは閉じない)

まず新サイトを新しいURLで公開します。このタイミングではまだ旧サイトを閉じないでください。新サイトと旧サイトを並行して確認できる状態を保ちます。

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301リダイレクトを設定する

旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。設定方法は旧プラットフォームの種類によって異なります(Section 03 で詳細を解説)。

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Google Search Consoleで移行を通知する

新URLのサイトマップを送信し、Search ConsoleのURL検査で重要ページが正しくインデックスされているか確認します。変更アドレスツール(ドメインごと移行する場合)も活用してください。

301リダイレクトの設定方法

301リダイレクトの設定方法は旧プラットフォームの種類によって異なります。

ノーコードツールからの移行

多くのノーコードツールはリダイレクト設定機能を持っています。ドメインを引き継いで乗り換える場合は、新しいツール側で、旧URLから新URLへのリダイレクトを設定します。ドメインが変わる場合は、旧ツールの管理画面でリダイレクトを設定できるかを、旧ツールの案内で確認してください。

ツールリダイレクト機能
WixURLリダイレクトマネージャー
SquarespaceURLマッピング(/旧URL -> /新URL 301の形式で記述)
WebflowSite Settings → 301 Redirects
Studio有料プランでリダイレクト機能あり

ただし、ノーコードツールのリダイレクト設定は、ツールに接続したドメイン内のURL(例:/old-page→/new-page)が対象です。ドメインを引き継いで乗り換える場合は、ドメインの接続先を新しいツールに切り替えたあと、新しいツール側で旧URLから新URLへのリダイレクトを設定します。ドメインそのものが変わる場合は、旧ドメイン側のサーバーやDNSなどで、新ドメインへのリダイレクトが必要です。

WordPressからの移行

WordPressでは .htaccess ファイルまたはリダイレクトプラグイン(Redirection など)で301リダイレクトを設定できます。

.htaccess を使う場合の設定例(旧URL全体を新ドメインへリダイレクト):

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^old-domain\.com$ [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://new-domain.com/$1 [R=301,L]

ECプラットフォームからの移行

ShopifyやBASEなどのECプラットフォームは、商品ページのURLがサービス固有の形式になっているため、移行先で同じURL構造を再現することが難しい場合があります。移行後は旧商品URLから新商品URLへの301リダイレクトを設定するか、旧ドメインのすべてのURLを新ドメインのトップページまたはカテゴリページへ転送する方法を検討してください。

移行後の確認作業

301リダイレクト設定後、以下の項目を確認します。

確認チェックリスト

  • 旧URLにアクセスして301で新URLへ転送されるか — ブラウザの開発者ツールまたはHTTPステータス確認ツールで検証
  • 新URLがhttpsで表示されるか — SSLが有効になっているか確認
  • 新サイトのサイトマップをSearch Consoleに送信したか
  • 重要ページが新URLでインデックスされているか — Search ConsoleのURL検査で確認
  • 内部リンクが新URLで正しく機能するか — リンク切れがないか確認

Google Search Consoleで状況を確認する

移行後、Search ConsoleのCore Web Vitalsやページ インデックス登録レポートを定期的に確認します。インデックス数の大幅な減少や404エラーの急増は、リダイレクト設定の問題を示している可能性があります。

よくある質問(FAQ)

Q 301リダイレクトを設定しないとどうなりますか?
A 旧URLへのアクセスが404エラーになり、Googleが旧URLに評価していたPageRankや被リンクの資産が新URLに引き継がれません。検索順位が一時的に下がり、回復に時間がかかることがあります。また、旧URLをブックマークしているユーザーがアクセスできなくなります。
Q 301リダイレクトと302リダイレクトの違いは何ですか?
A 301は恒久的な転送、302は一時的な転送を意味します。サイト移行では301を使います。302は一時的な移動として扱われ、旧URLが検索結果に残り続けることがあります。Googleは、リンクの評価はどちらの種類でも引き継がれると説明していますが、恒久的な移転には、その意図が正しく伝わる301を使います。
Q ノーコードツールで301リダイレクトは設定できますか?
A Wix・Squarespace・Webflowはリダイレクト設定機能を持っています。Studioも有料プランでリダイレクト機能に対応しています。ただし、各ツールで設定できるリダイレクトは、ツールに接続したドメイン内のURLが対象です。ドメインを引き継いで乗り換える場合は、ドメインの接続先を新しいツールに切り替えたあと、新しいツール側で旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定します。ドメインが変わる場合は、旧ドメイン側のサーバーやDNSなどで、新ドメインへのリダイレクトが必要です。
Q URL構造を変えずに乗り換えることはできますか?
A 独自ドメインを保持したまま乗り換えれば、ドメイン部分は変わりません。ただし各ページのURLパス(スラッグ)はツールの仕様に依存するため、完全に同一のURL構造を維持できない場合があります。新ツールで旧URLと同じパスのページを作るか、旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定して対応します。

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